■グローブ・ジャングル

作・演出:鴻上尚史,出演:虚構の劇団
座高円寺,2014.4.4-13
「エゴ・サーチ」が良かったので再び劇場へ足を運びました。 ネットワークのトラブルでロンドン迄追いかけて復讐する話です。 そこに幽霊の登場や劇中劇桃太郎の上演など飽きさせないストーリーになっています。 グローブ座にも掛けている題名でしょう。
でも復讐を諦めた時の佐藤の心情が上手く表現されていなかったのは心残りです。 この作品は読売文学賞戯曲シナリオ賞受賞の再演のようですが、幽霊のお陰で味わい深い終幕になっていることで納得できました。
これはエゴ・サーチの時計の針を戻した作品です。 なぜなら「第三舞台」の匂いが残っていたからです。 躍動感がありました。 次回は再び時計を進めた作品を観たいですね。
*虚構の劇団第10回公演