■母よ、父なる国に生きる母よ

演出:ヤン・クラタ,出演:ヴロツワフ・ポーランド劇場
20世紀に戻ったような舞台だった。 黒の衣装と金髪は古いパンク・ロックのよう。 母と娘の関係も雑にみえる。 でもその荒々しさが新鮮かも。 リプリーなども直截すぎるわ。 アフタートークで黒澤明や安部公房・大江健三郎の名前が出たのは舞台と一致していたから驚かない。
「ポーランド」はまるで忘れていた言葉だけどこれを前にすると剥き出しの凄さがあるの。 それは今の日本の演劇でもその意味されるもので一杯だからよ。 荒っぽい舞台でもその原形を感じることができた、・・かな? ちょっと不安ね。 ということで次の休みに「ロマン・ポランスキー初めての告白」を観に行くことに決めたの。