■アライブ・フロム・パレスチナ、占領下の物語

■芸術監督:ジョージ・イブラヒム
■川崎アートセンタ・アルテリオ小劇場,2011.12.11-13
■ベトベトした昔のトマト、あまーい西瓜、林檎、サクランボ、タマネギの匂い、黒オリーブ、・・・、ゴム爆弾、戦車、ロケット弾、ヘリコプターの音・・。 日常生活の言葉は極端へ跳ぶようね。
舞台は丸めた新聞紙で一杯。 メディアでは伝わっていないパレスチナ人の日常生活を描きたいと監督の言葉がチラシに載っているわ。 しかし俳優の動きもセリフも無駄が無く滑らかで、しかもブラック・ジョークが多くてその生活がよくみえない。
上演回数や受賞の多さが芝居の持っていた牙を丸めてしまったのよ。 パレスチナ問題が深く潜行してしまった今、次なる作品を早急に作るべきね。
*CoRich、https://stage.corich.jp/stage/24544